ギャラリー賞発表!

応募条件の制限について

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40歳未満という年齢制限と、陶歴制限の廃止に関して
陶ISM2018は、若手陶芸作家の支援と交流の場づくりを目的としています。
参加作家の選出方法は抽選ですが、会場スペースの都合上、人数が制限されること。
ギャラリー賞を実施することで、よりコンクール的要素が強まったことなどを考慮し、
公平で円滑な運営のため40歳未満の応募制限を設けました。

若手陶芸作家の定義は曖昧ですが、若手とは、若くて働き盛りの人。一団の中で若い方の人。
つまり「年齢」を大きな基準とします。
この 「若手」 という言葉は、年齢・経験が上の立場にある人間が、可能性ある若者に期待を込め支援するために存在し、
一般社会や公募展・コンクールなどで広く使用されています。

実行委員長の富田と代表の二階堂を含め、実行委員にも40歳以上の作家が数名います。
陶ISMでは実行委員も作品展示販売を行いますが、参加者と同じ条件のもと40歳以上の者は展示販売を行いません。
40代は作家としてはまだまだ未熟ですが、自ら若手を名乗り甘える年齢ではないという、
自身や同年代作家の認識をもとに40歳を区切りにしました。
これまでご参加いただいた作家の方々にも40歳を超えた方が多く、
次の開催を楽しみにして下さっていたので心苦しい決断となりました。
しかし、皆さまからは一様に賛同の声や温かいお言葉を頂いており、実行委員一同感謝しております。

陶芸作家の定義はさらに曖昧です。
学生でも作品や活動が周囲から評価されれば作家と認められます。
経験年数が長くても、教えを受けながら月に数時間の制作を楽しむ場合は、趣味や娯楽と捉えられるでしょう。
年数で判断できるものではないため、活動内容と作品写真をもとに、陶芸作家であるかどうか判断させていただきます。

若手の判断は年齢。
陶芸作家の判断は陶歴と作品写真、作家活動の様子がわかるご本人のSNSなどの情報を合わせて確認し、
条件を満たす応募者が定員を超えた場合、抽選で選出いたします。
当初、陶歴制限を15年未満としていましたが、先述した通り陶歴の認識は曖昧です。
実行委員会としては、学生などの勉強期間はノーカウントの認識でした。
しかし、10代の頃から作家活動を行い精力的に制作されてきた方が、
20代で応募資格を失う事態が起きる、という事を想定できていませんでした。
概念が統一されていない陶歴制限は混乱を生み、若者のチャンスを奪う恐れがあると判断し、
陶歴制限は廃止する運びとなりました。

なお、ボランティアスタッフは年齢制限を設けておりません。
40歳以上で陶ISM参加をお考えの方は、ぜひそちらをご検討下さい。