陶ISM 2018 無事に終了いたしました。
ごあいさつ
益子の知人友人に声を掛け、なかなか良い返事がもらえなかった中、即答で賛同してくれた栗谷昌克くんと走りはじめた「陶ISM」。
益子、笠間の実行委員達と無我夢中で開催した初回。
震災により、開催直前での中止となった二回目。
その後、被災地の仮設住宅に直接器を届ける活動を開始した事。
2014年の益子開催の時、参加作家だった富田啓之くんや横浜の作家達とのやり取りの中で、
開催地を益子から横浜赤レンガ倉庫に移した事。
気がつけば10年の月日が流れていました。
40歳以下という参加条件や、自分自身が得た10年間の恩恵を「陶ISM」に少しでも返せればという気持ちを込め、
沢山の方に協力して頂いたギャラリー賞。
作家と使い手を繋ぐワークショップ。
三日間を終え、作家さん、関係者、お客様の交流で終始賑やかだった会場を思い返すと、
「陶ISM」本来の主旨に原点回帰出来ていたように思えます。
実行委員やギャラリー、参加作家、様々な方々との出会いや別れの中、「陶ISM」を通し私自身も成長させて頂きました。
次回開催を望む声も多く頂いていますが、実行委員や私自身も忙しくなってきた事や、
10年続けて来た事を考え、ここでひと区切りをつけて今後の事をゆっくり考えて行きたいと思っています。
今まで「陶ISM」に関わって下さった全ての皆様、本当にありがとうございました。
陶ISM代表 二階堂明弘
3日間の会期で、来場者数が7,856名。過去最高を記録しました。
参加作家さんの売り上げも、前回より上がったという話も聞きましたし、新たな取引先が出来たとの声も聞きました。
作り手、使い手、売り手という、
陶器に関わるあらゆる方に恩恵が生まれるイベントでありたいと思ってましたので、
開催までに時間がかかってしまいました。
成功と言える形で幕を下ろすことが出来ましたことに、本当に感謝しております。
様々な方のお力添えのおかげです。
次回の予定は未定ではありますが、
10年前に灯された陶ISMという灯が、微力ではありますが、
これからの陶芸界を照らすものとして、今後も活動出来たらと思っております。
陶ISM2018実行委員長 富田啓之
陶ISM 2018 とは?
たくさんの陶器を使う人やギャラリーが出会う場所。
2018年も横浜の赤レンガ倉庫にて行われます。
自分のことを知ってほしい、
横のつながりが欲しい作家さん。
一度に100名もの作家さんの作品を見て
購入できるお客さま。
一同に横浜に集結!
陶ISM イベント会期
2018年11月23日(金祝)・24日(土)・25(日) 開催!
23日(金祝) 10:00~19:00 (交流会 20:00~22:00)
24日(土) 10:00~19:00
25日(日) 10:00~18:00
会場
横浜赤レンガ倉庫一号館2階
横浜市中区新港1-1
http://www.yokohama-akarenga.jp
お知らせ
「陶ISM展」ニューヨーク開催! ギャラリー賞発表! パンフレットデータ公開! 参加作家抽選結果発表 参加作家交流会のご紹介陶ISM 2018 開催にあたって
当時、個で繋がりや拡がりを得ることは難しく、駆け出しの頃に人と出会う場があればどんなに良かっただろう・・・
と僕自身の想いを形にした「場」でもあります。
およそ20年かけて築いてきた、僕の財産である国内海外との繋がり。
これを自分だけで抱え込まず、まわりに繋げ拡げていくことが、日本陶芸の多様性 魅力を拡める助力になると信じています。
原点回帰と陶ISMに対する恩返しの意味を込め、新たに設けたギャラリー賞を筆頭に惜しみなく場づくりに挑みます。
陶ISM代表 二階堂明弘
来場者参加型のワークショップの開催やSNSを駆使して、より多くの来場者を呼び込み、皆さまの収益に貢献出来るよう、実行
委員一同、力を尽くす所存です。
しかし、それだけではなく、この時代を共に生きる良きライバルと出会える場を作るのも、陶ISMの役割だと思っております。
陶ISM2015では微力ながら実行委員長を務めさせて頂きましたが、僕自身、2014年までは陶ISMの一参加者でした。
今にして思えば、益子での陶ISMで出会った陶芸家仲間たちは、僕の大切な財産とも言えます。
皆さまにも、今展でそのようなかけがえのない経験を持ち帰って頂ければ幸いです。
搬入を含めれば4日間、盛会になることを信じて、皆さまと盛り上げて行きたいです。
お力添えのほど、何卒よろしくお願い致します!
陶ISM2018実行委員長 富田啓之